新燃岳の噴火警戒レベルが引き上げられ、火山性地震の増加と地殻変動が影響。大きな噴石や火砕流に注意が必要です。
要約すると気象庁は、宮崎県と鹿児島県にまたがる新燃岳の噴火警戒レベルを、火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。
この決定は、最近の火山性地震の増加と、地殻変動が観測されたことを受けたものです。
具体的には、28日から30日の午前4時までの24時間で約250回の火山性地震が確認され、さらに30日の午前2時頃からは山体の膨張を示す地殻変動が見られました。
これにより、気象庁は新燃岳の火口から約4キロの範囲において大きな噴石や火砕流に対する警戒を呼びかけています。
特に、弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口からおおむね4キロまで達する可能性があり、火砕流は約2キロまで到達する恐れがあります。
過去の噴火では、2011年に新燃岳での噴火に伴い、大きな空振によって窓ガラスが割れる被害が発生したため、火口から4キロ以上離れた地域でも注意が必要です。
新燃岳の噴火警戒レベルが「3」に引き上げられるのは約7年ぶりであり、地域住民や観光客に対して、入山を控えるよう強く呼びかけています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/959d8a1dbf2e3a9ae9ce446438d670297c903cb3