メキシコのマヤ文明ピラミッドでドイツ人観光客が違法に登り逮捕。現地の人々の抗議や文化財保護の重要性が浮き彫りに。
要約するとメキシコのユカタン半島に位置するマヤ文明の遺跡チチェン・イッツァで、ドイツ人観光客が違法に「カスティーヨ」または「ククルカンの神殿」と呼ばれるピラミッドに登り、現地の人々の怒りを買った。
この事件は春分の日に発生し、観光客は警備をかいくぐって高さ25メートルのピラミッドに登った。
目撃者によると、彼は手をつきながらピラミッドを登り、頂上に到達した後、警備隊員から逃げようとした。
これを見た周囲の人々は激しく抗議し、観光客を罵倒した。
最終的に、彼はメキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)の警備隊に逮捕されたが、観光客を守ろうとした警備隊員も群衆から攻撃される事態となった。
観光客に対して一部の人々は「彼をいけにえにするべきだ」と発言し、古代マヤの儀式を引き合いに出した。
チチェン・イッツァはユネスコの世界文化遺産に登録されており、2008年からピラミッドへの登頂は禁止されている。
違反者には文化財保護法に基づき、5000から5万ペソ(約3万8000から38万円)の罰金が科せられる。
INAHは今後、文化財保護のためにより厳格な保安措置を実施する方針を示している。
過去にも同様の違法行為があり、2022年と2023年には他の観光客も違法にピラミッドに登ろうとして抗議を受けている。
今回の事件は、文化遺産の保護と観光客のマナーについての重要な問題を再浮上させるものとなった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a5b4680181f95566022e99bb14624ffcba73d703