ライブ配信での投げ銭文化が引き起こした悲劇。200万円の借金を抱えた男性が語る孤独感と心境の変化。
この事件の背後には、配信者への投げ銭文化が影響していることが浮き彫りになっています。
特に、スーパーチャット(スパチャ)と呼ばれる投げ銭機能が、視聴者にとっての「推し活」としての位置づけを強めている一方で、借金を背負う危険性も孕んでいます。
ある29歳の男性、Sさんは、スパチャによって200万円以上の借金を抱えることになったと語ります。
彼は、コロナ禍での孤独感を埋めるために配信者にのめり込み、応援のために多額のスパチャを投げ続けました。
最初は500円から始まり、次第に金額がエスカレートし、月に15万円以上を支出するようになったといいます。
彼は、配信者とのコミュニケーションを求めていたため、「かまってほしかった」と振り返ります。
しかし、借金が膨らむにつれ、配信者の引退や拝金主義的な態度に失望し、高額なスパチャをやめる決断をしました。
現在、彼は借金を返済しながらも、配信者の活動を応援しているものの、過剰な投げ銭がもたらす問題に疑問を感じています。
Sさんの体験は、投げ銭文化の影響を受けた人々の心理を映し出しており、今後も新たな問題を引き起こす可能性があると言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f81b46e4d714fa003c0523ca98c5425d0d1af00c
コメントでは、スパチャ(スーパーチャット)による借金や孤独感について、多くの視点から意見が述べられました。
視聴者は、自分の承認欲求を満たすために投げ銭を行うが、その結果として借金を抱えることもあると指摘されていました。
また、スパチャの仕組み自体が、視聴者に金銭的負担を強いるものであることが懸念されていました。
特に、プラットフォーム側の中間マージンが高く、配信者が収益を得るために過激な行動を取らざるを得ない状況が問題視されていました。
視聴者の中には、スパチャを通じて配信者とのコミュニケーションを楽しむ人もいる一方で、金銭を投じることで得られるものが限られていることに疑問を持つ声もありました。
さらに、スパチャが自己責任であることは理解しつつも、プラットフォームが視聴者を煽るようなイベントを開催することが、より多くの問題を引き起こす可能性があると警告されていました。
結局、スパチャをすることで得られる満足感が一時的であり、最終的には自己の生活に影響を及ぼすことがあるため、視聴者はより慎重に行動する必要があると結論づけられていました。
ネットコメントを一部抜粋
考え方を変えれば楽だと思うけどな。
この辺、デジタルの怖さを感じる。
スーパーチャットの構造的な問題の一つは、YouTubeやAppleなどの中間マージンが30~50%吸い取られることです。
スパチャがどんな金額かわからないが、それに依存する人はきっと隣近所での会話もままならない人たち。
投げ銭の見返りとして、配信者に認知されるくらいしかメリットがないのがまずい。