「超小集電」は自然物から電力を得る新技術で、クリーンエネルギーとしての可能性が高い。未電化地域や災害時の電力自給を目指す。
この技術は、自然界に存在するさまざまな物質から微小な電気を収集するもので、東京都千代田区のトライポッド・デザインが開発しました。
土壌、河川、パン、ワイン、コンクリートなど、3000種類以上の物質が電解質として利用可能であることが実証されており、電力を生成する過程で二酸化炭素を排出しないため、クリーンエネルギーとしての可能性が高まります。
この技術は、ボルタ電池やダニエル電池の理論に基づいており、イオン化傾向の異なる金属を使用して電気エネルギーを得る仕組みです。
現在、スマートフォンへの充電が可能なレベルにまで技術が向上しており、日常生活への活用が期待されています。
特に、未電化地域に住む約8億人の人々や、災害時に送電網から電力が供給されなくなる可能性のある日本において、超小集電は「いざというときの生命維持装置」としての役割を果たすことが期待されています。
茨城県には、超小集電装置を用いた実験施設「KU-AN／空庵」があり、ここでは1500個の装置から800個のLEDが点灯する実験が行われています。
このような技術の進展により、農作物の保護や文化財のセキュリティ対策など、IoT技術との連携による新しい活用法も模索されています。
中川代表は、電力を自給自足するオフグリッドな暮らしを実現することで、電力への意識を変えるきっかけになると語っています。
超小集電は、自然環境を守り、停電や災害時の備えとなる未来の希望を提供する技術として期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f6e52af521265608dbacf3e860c40abbc54b64cf
「超小集電技術」に関するコメントでは、多くの人がこの技術が新しいものではないと指摘していました。
具体的には、ボルタ電池の変形に過ぎず、実用性や効率に疑問を抱く声が多かったです。
また、発電過程で二酸化炭素を排出しないという主張に対して、電極の製造過程でエネルギーが必要であり、CO₂が排出されるため、クリーンエネルギーとは言えないという意見もありました。
さらに、オフグリッド環境への適用についても、コストやエネルギー効率、安定性の面で市販の乾電池や二次電池の方が優れているとの意見があり、期待できる要素は少ないと考えられていました。
それに加え、実用性についても疑問視され、LEDの点灯程度では利用価値が限られるとのコメントがありました。
全体として、技術の未来に対する期待感は薄く、過去の技術との関連性や実用性の低さが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
超小集電というそれらしい名前が付けられていますが、記事にもあるように中学理科で習うボルタ電池に過ぎません。
電力が微量すぎて実用性に欠ける。
確かにLEDの点灯くらいしか利用価値はないかも。
エネルギーを取り出すには、エントロピーを捨てることが必要。
ゴミでも動くということか、落雷に頼る必要がなくなった。