福祉法人経営学会が10周年を迎え、記念大会を開催。経営努力の重要性や地域福祉の役割について議論されました。
要約すると福祉法人経営学会が設立10周年を迎え、3月21日に東京都港区で記念大会を開催しました。
この大会には約40人が参加し、京極髙宣会長が冒頭で挨拶を行いました。
京極会長は、介護報酬や措置費の増加が期待できない現状を踏まえ、経営努力によって成果を上げ、それを法人の財産として活かすことが今後のあるべき姿であると述べました。
また、講演では社会福祉のリーダーシップについても言及し、全国に約2万1000の社会福祉法人が存在する中で、年間収益が10億円以上の法人は1割強に過ぎないことを指摘しました。
リーダー法人には歴史のある老舗型と新興型があり、それぞれが地域のニーズに応えていると説明しました。
さらに、社会福祉連携推進法人についても言及し、各県に複数の法人が必要であり、連携することで大きな成果を上げることができると持論を展開しました。
基調講演では、日原知己厚生労働省社会・援護局長が地域共生社会の実現に向けた社会福祉法人の役割について期待を寄せ、身寄りのない高齢者への対応や成年後見制度の見直しなど、関連する制度の動向を紹介しました。
福祉法人経営学会は、福祉経営の学術研究の発展を目指し、87の会員が所属しており、来年度には田宮崇社会福祉法人長岡福祉協会理事長が会長に就任する予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5248cadfacd08a21ab54b390ba9004cd1ca9b3fc