松岡正剛氏が提唱する親鸞と一休の思想が、日本文化を再評価する重要な鍵であることを紹介しています。
特に、親鸞と一休の思想は、私たち日本人が今後の生き方を見つめ直す上で非常に重要な示唆を与えてくれます。
親鸞の「悪人正機説」は、すべての人間が持つ煩悩を前提に、阿弥陀仏が「悪人」をも救うという思想を表現しています。
この考え方は、私たちが自分の中にある「悪」を認識し、それを受け入れることで救済されるというメッセージを伝えています。
親鸞が言う「悪」とは単に「悪いこと」を指すのではなく、「too much」という過剰さを意味しており、これを念仏によって逆転させることが重要だとされています。
一方、一休宗純は、若い頃に悟りを得られずに自殺を試みるも、助けられた後に仏道の真理に目覚めました。
彼は自らを「いい子」にしないことで、世の中と仏の世界との隙間を鋭く見抜くことができました。
一休の言葉「仏法はなべのさかやき、石の髭」は、彼の独自の視点を示しており、仏法の本質を捉えています。
この記事は、2025年を迎えるにあたり、日本人が再評価すべき文化的価値を提起し、親鸞や一休の思想から学ぶことの重要性を訴えています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0fa63c28d532a2ae6672ca4ea93e61936b1556c0
コメントには、日本文化の重要性を探る視点が多く示されていました。
特に、親鸞や一休の思想が現代社会にどのように影響を与えているかについての意見がありました。
一部のコメントでは、昭和の軍国主義からの脱却が難しく、特に昭和10年初期生まれの世代が持つ切羽詰まった感覚が、現代にも影響を及ぼしていると指摘されていました。
物質的には裕福になった一方で、心の豊かさが失われているという見解があり、これが日本社会の息苦しさを生んでいるのではないかと考えられていました。
また、親鸞の教えに関する解釈についても意見が交わされ、高校時代の授業を通じて宗教に対する偏見が解けた経験が語られていました。
さらに、親鸞会に対する懸念も示され、過去の経験からカルトに対する注意喚起がなされていました。
最後に、世界の広さを理解することの重要性についての意見もあり、中心地点を探ることの難しさが強調されていました。
これらのコメントは、日本文化を深く考える上での貴重な視点を提供していました。
ネットコメントを一部抜粋
昭和の軍国主義から完全に抜け出せていないと思う。
自分にも至らんところがあり他にもある。
親鸞が景教の経典を根本としている事を知り、密かに納得した。
大学当局は仏教系カルトと見做していました。
世界の端が分からないのに中心地点を探せる訳がないのね。