中国SMIC、台湾人材引き抜きの実態と摘発の背景

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中国のSMICが台湾の半導体人材を引き抜くために偽装企業を設立し、11社が摘発された。台湾当局は違法行為を特別調査している。

要約すると中国の半導体業界で最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)が、台湾の先端半導体人材を引き抜くために偽装企業を設立していたことが明らかになりました。

台湾の法務部傘下の調査局は、先月18日から27日にかけて台湾全域で行った調査で、11社の中国資本企業が摘発されたと報じています。

調査によると、これらの企業は台湾の就職情報サイトを利用し、高額な年俸を提示することで研究・開発(R&D)人材を違法に採用し、その結果を中国に流出させていたとされています。

特に、SMICは米国領サモアに子会社を設立し、台湾北部の新竹地域に外国資本名義での子会社を設立していたことが指摘されています。

台湾当局は2020年から中国企業による人材引き抜きなどの違法行為に対する特別調査を行い、これまでに約100件の事例を処理してきたとしています。

この問題は、台湾の半導体業界にとって深刻な脅威であり、国家安全保障にも関わる重要な課題となっています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2c4efc8156f9de0b7eba6e290f7d44d5069b9569

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