IRENがビットコインマイニングの拡張を中止し、AIデータセンターに注力することを発表。新たな成長戦略として、AIとHPC向けのインフラ提供にシフトする。
要約するとオーストラリアに拠点を置くビットコインマイナーのIRENは、ビットコイン(BTC)マイニングの拡張計画を中止し、AI(人工知能)データセンターおよびAIクラウドサービス事業に注力すると発表しました。
この決定は、同社の成長戦略のシフトを示しており、特にAIとハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)向けのスケーラブルなインフラの提供に焦点を当てることになります。
IRENの共同創設者兼CEOであるダニエル・ロバーツ氏は、ビジネスアップデートの中で「50エクサハッシュ/秒(EH/s)のマイニング拡張が完了に近づくにつれ、我々の焦点は次の成長段階に移行する」と述べています。
IRENは、マイニング拡張が52EH/秒で完了することで、年間約5億2800万ドル(約792億円)のキャッシュフローを生み出すと予想しています。
現在の設置済みのマイニング能力は35EH/sであり、今後数ヶ月でこの拡張が完了する見込みです。
しかし、同社の株価は市場前取引で2.1%下落しており、投資家の反応には懸念が見られます。
IRENのこの戦略的な方向転換は、AI技術の需要が高まる中で、今後の成長に向けた新たな道を切り開くものと期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/54cf22e46fb796143f0afb5ffa8cc716efdc95b5