オーストラリアの大学が中国政府出資の孔子学院を閉鎖。監視強化やプロパガンダの懸念が背景にあり、国内の孔子学院の半数が閉鎖された。
閉鎖されたのは、メルボルン大学、クイーンズランド大学(UQ)、西オーストラリア大学(UWA)、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)、ロイヤル・メルボルン工科大学(RMIT)などで、これにより国内の孔子学院のほぼ半数が閉鎖されたことになる。
孔子学院は中国政府が海外で中国の言語と文化を教えるために設立した機関であるが、同時にプロパガンダや情報収集の手段として利用されているとの懸念が高まっている。
オーストラリア政府は近年、孔子学院の監視を強化しており、新たな開設を許可しない意向を示している。
残る7つの孔子学院はまだ運営されているが、一部の大学は新型コロナウイルスの影響で契約更新を行わなかったと説明している。
各大学は、孔子学院の教育内容に透明性を持たせるよう求められており、特に外国からの影響に対する懸念が一因とされている。
人権擁護団体は、孔子学院が中国政府の影響を受けていると指摘しており、ボランティア教員の応募者には政治的忠誠を求めるケースもあった。
教育機関の閉鎖は、オーストラリアと中国の関係における新たな局面を象徴している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44c4c81451a097fdd7444429e0d2f4cbfab51285
オーストラリアの大学が孔子学院を閉鎖した理由について、多くのコメントが寄せられました。
主な意見として、孔子学院の運営における透明性の欠如が挙げられ、中国側が講師人事を一方的に決定することに対する懸念が強調されていました。
これは、出先の大学が実質的に運営に関与できない状況を示しており、他の大学でも同様の問題が見受けられるとの指摘がありました。
また、オーストラリア政府が近年監視を強化していることに対して、日本政府も同様の対策を講じるべきだという意見もありました。
さらに、早稲田大学や立命館大学にも孔子学院が存在することが触れられ、今後の動向に対する関心が寄せられていました。
一部のコメントでは、スパイ疑惑という言及もあり、より広範な議論が行われていたことが伺えます。
このように、孔子学院に対する懸念は国境を越えて広がっており、国際的な教育機関の運営に関する重要な問題として浮上していました。