直径1cmの世界最小ドローンが誕生。外部磁場で飛行し、狭い空間や人工受粉に活用可能。自律飛行は今後の課題。
要約するとカリフォルニア大学バークレー校のエンジニアによって開発された、直径1cmの世界最小ドローンが誕生しました。
このドローンは、わずか21mgの重さで、ホバリングや方向転換、目的に向かって飛行することが可能です。
しかし、ここに至るまでには多くの課題がありました。
ドローンが飛行するためには、バッテリーや飛行制御用の電子回路が必要ですが、それらを小型化して組み込むことが難しいとされていました。
研究チームは、外部の磁場を利用してドローンに電力を供給し、飛行経路を制御するという新たなアプローチを採用しました。
このドローンは、2つの極小マグネットを内蔵しており、外部から磁場をかけることでプロペラが回転し、揚力を生み出します。
磁場の強さを調整することで、飛行方向や高度を細かくコントロールする仕組みです。
これにより、従来の最小ドローンサイズであった2.8cmを大幅に更新しました。
超小型のドローンは、狭い空間や複雑な環境の探索に役立つ可能性があり、人工受粉やパイプ内部の点検など多様な応用が期待されています。
ただし、現在のところこのドローンは受動的な飛行しかできず、自律的に飛行する能力は持っていません。
突風などの環境変化には弱い状態ですが、今後はリアルタイムで姿勢や位置を調整できるアクティブ制御の導入が目指されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/46837dda01ed01f78bb8b708e84d20369c24da27