アマゾン、衛星インターネットサービスの本格打ち上げ開始へ

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アマゾンが「Project Kuiper」の初の通信衛星打ち上げを4月8日に予定。3000基以上の衛星で高速インターネットを提供予定。

要約するとアマゾンが4月2日に発表したところによると、同社の衛星インターネットサービス「Project Kuiper」が初の本格的な通信衛星の打ち上げを開始する。

最初の打ち上げ「KA-01」は、4月8日12時(日本時間4月9日1時)に予定されている。

Project Kuiperは、地球上のほぼ全地域に高速かつ低遅延のインターネット回線を提供することを目指すプロジェクトで、競合のSpaceXの「Starlink」と同様に、低軌道に多数の通信衛星を配置することで、広範囲な通信エリアを実現する仕組みだ。

アマゾンは2025年後半のサービス開始を見据え、初期の衛星配備のために80回以上のロケット打ち上げを確保しており、最終的には3000基以上の衛星が地球を周回することになる。

最初の打ち上げでは、2023年10月のテスト飛行で使用された衛星の改良版を搭載し、各システムのパフォーマンスが向上している。

特に、独自の誘電体ミラーフィルムコーティングが施されており、衛星表面で反射する太陽光を分散させ、地球からの天文観測への影響を低減する工夫がなされている。

打ち上げには、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「アトラスV」ロケットが使用され、今回は過去のアトラスVの中で最も重い積載量となるため、メインブースターに固体ロケットブースター5基を追加した構成で挑む。

射場はフロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地で、今後数年にわたり、アトラスVで7回、大型ロケット「バルカン・ケンタウルス」で38回の打ち上げを予定している。

また、ULA以外にも、欧州のアリアンスペースや米国のブルーオリジン、SpaceXのロケットを使って30回以上の打ち上げが計画されている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fb9727690da75decb76df546cd8a83caa49d2654

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