インドの北センチネル島で、アメリカ人観光客が無断で立ち入り逮捕され、先住民への新たな脅威が浮き彫りになった。この行為はセンチネル民族の命を危険にさらすもので、ソーシャルメディアの影響が懸念されている。
この島は外界と接触のない先住民であるセンチネル民族が住んでおり、彼らの保護を目的とした法律により、島の半径5キロ以内に近づくことが禁じられている。
ポリャコフ氏は、センチネル民族との接触を試みるために上陸し、コーラの缶やココナッツを岸に残したとされる。
警察によると、彼は約1時間にわたり笛を吹いて住民の注意を引こうとし、その後5分間上陸して動画を撮影した。
ポリャコフ氏は過去にもこの地域を訪れており、昨年にはカヤックでの上陸を試みたが、地元のホテル従業員に止められていた。
彼は警察に対し「スリルを求める者」と語ったという。
先住民の保護団体「サバイバル・インターナショナル」は、この行為がポリャコフ氏自身とセンチネル民族の命を危険にさらすものであると警告している。
特に、外部の病気に対する免疫を持たないセンチネル民族にとって、外部との接触は致命的な脅威となる可能性がある。
団体の広報担当者は、ソーシャルメディアの影響で、フォロワーを増やすために未接触の先住民を訪れるインフルエンサーが増加していることを懸念している。
センチネル民族は「世界で最も孤立した先住民」とされ、推定200人ほどが生存しているが、詳細はほとんど知られていない。
インド政府は民族の福祉に焦点を当てた取り組みを行っているが、近年の立ち入り禁止に対する保護が不十分だと批判されている。
過去にも、2018年にはアメリカ人のキリスト教宣教師がセンチネル民族に殺害された事件があり、外部からの接触がもたらすリスクが改めて浮き彫りになっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/26004ebf6798ecf8f18cc6d3539a3b80949fafde
コメントでは、SNSインフルエンサーの行動が先住民に対する脅威となることや、彼らの文化や健康に悪影響を及ぼす可能性が強調されていました。
特に、未接触の人々に近づくことが、感染症を持ち込むリスクを伴い、最悪の場合、地域住民全体の命を脅かすことになると警告されていました。
また、スリルを求める行動が、現地の人々にとっては迷惑や危険な行為であることも指摘されていました。
過去の歴史においても、先住民との接触が慎重に扱われてきたことが言及され、文化や生活を尊重する必要性が訴えられていました。
さらに、SNSの普及に伴い、モラルを欠いた行動を取る人々が増えていることへの懸念も示されていました。
全体として、無知や無責任な行動が引き起こす問題について、深い考察がなされていたのです。
ネットコメントを一部抜粋
凶暴で弓で狙われるから危険だから近づくな、ではないのです。
スリルを求めるなら自宅で1人でしてね。
原住民の弓矢の腕は素晴らしいですね。
接触したら殺される。
その覚悟ならどうぞ。
彼らにしてみれば、我々文明人はモンスター。