韓国憲法裁判所は、尹錫悦大統領を弾劾し、非常戒厳の発令が違法であり国民の権利を侵害したと判断。国会の権限を妨害した行為が罷免の理由とされ、法治と民主主義に反する重大な違反と認定された。
この決定は、2022年12月3日に尹大統領が発令した非常戒厳に関連している。
憲法裁は、尹大統領による戒厳の発令が違法であり、国民の基本的権利を侵害したと判断した。
具体的には、戒厳発令の際に軍と警察が国会に侵入し、選挙管理機関に対する強制捜査を試みたこと、さらには法曹人や政治家の位置追跡を行ったことが違法であったとされる。
尹大統領は、国会の弾劾や予算削減によって国政が停滞したために戒厳を発令したと主張したが、憲法裁はその主張を退け、国会の権限行使が危機を引き起こしているとは認めなかった。
また、戒厳法に基づく適切な手続きが踏まれていなかったことも指摘され、国会議員の活動を妨害する形で戒厳が行使されたことが、憲法に違反しているとされた。
さらに、尹大統領の行為は、法治国家の原理や民主主義の基本原則に反しており、国民の信任を裏切ったとされる。
憲法裁は、尹大統領が国家緊急権を乱用したことが、彼の罷免の正当な理由であると結論づけた。
最終的に、憲法裁は尹大統領の行為が法的に重大な違反であるとし、国会が迅速に戒厳解除を求めることができた背景には、市民の抵抗や軍、警察の消極的な対応があったと述べた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c97d7d29cb4da5d6767570b0edb47be9fc854356
尹大統領の弾劾と憲法裁の判断に関するコメントは、多様な視点からの意見が寄せられました。
一部のコメントでは、国民が権利を侵害されていないとし、むしろ野党が国政を妨害していることが国民に損害を与えているとの見解が示されました。
また、尹大統領の罷免については、根拠が乏しい内乱が問われず、戒厳令を私的な理由で軍に動かしたことが問題視されました。
さらに、隣国のミャンマーのような状況にならないことに安心感を示す意見もありました。
北朝鮮への送金について疑問を呈し、国の将来に対する懸念も見受けられました。
特に、李在明の大統領就任が確定的になったことで、日本との外交関係に対する不安が高まっているとの意見もありました。
全体として、政治情勢に対する懸念や期待が交錯し、意見が分かれる結果となりました。
ネットコメントを一部抜粋
逮捕がダメなら別口で言いがかりか、安定のいつもの手口だね。
実際に国民は何一つ権利を侵害されてないと思うけどな。
罷免はされたけど、根拠乏しい内乱は問われず…。
未だ国軍が支配するミャンマーのような国が隣国にならなくて良かった。
これで李在明の大統領就任が、ほぼ確定したわけだ。