トランプ政権の新関税が、アクセス困難なオーストラリアの無人島にも適用され、首相はその影響に困惑している。
要約するとオーストラリアのハード島とマクドナルド諸島が、トランプ米政権の新たな関税の対象となった。
この関税は、アメリカ製品に対する不公平な貿易障壁に対抗するために導入されたもので、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は、地球上のどこでも関税から逃れられないことを示す事例だと指摘している。
ハード島とマクドナルド諸島は、オーストラリア本土から約4000キロ離れ、アクセスが非常に困難で、ほぼ10年間人が訪れていない無人の島々である。
これらの島々は、10%の関税の対象となり、オーストラリアのノーフォーク島には29%の関税が課されている。
ハード島は、独特な自然環境が豊かで、ユネスコの世界遺産にも登録されているが、実際にはアメリカとの貿易関係は希薄で、過去数年間に少量の製品を輸出してきたのみである。
科学者のマイク・コフィン教授は、ハード島には輸出できる製品がほとんど存在しないと指摘しており、関税の影響が実際にどのように及ぶのか疑問を呈している。
また、これらの島々はペンギンやアザラシなどが生息する自然環境であり、外来種の影響を受けていない希少な生態系を保っている。
トランプ政権の関税に対して、オーストラリア政府は困惑しており、首相はその正当性を否定し、友人の行為ではないと述べている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/04d653971f861a721d48e638cd8c54aec23e2fb1