3月の米雇用統計発表を前に、ビットコイン強気派が優勢になる可能性が高まっている。雇用統計の結果に関わらず、ビットコインの価格上昇が期待されている。
特に、非農業部門雇用者数（NFP）の結果に関係なく、ビットコインの価格は上昇する見込みがある。
この現象は、映画『ダークナイト』のキャラクター、トゥーフェイスのように、結果がどうであれ自らの運命をコントロールできると信じる姿勢に例えられる。
具体的には、雇用統計が好調であっても、トランプ大統領による関税政策の影響から、ドル高とリスク資産への圧力がかかる可能性があるが、これは市場によって過去のものとして無視されるかもしれない。
そのため、雇用統計が発表された後にビットコインが下落した場合でも、すぐに反転して上昇する可能性がある。
一方で、弱いデータが発表された場合は、不況への懸念が高まり、FRBの利下げが促進されることでリスクテイクの増加を支える要因となる。
記事執筆時点でのビットコインの価格は8万4300ドル付近であり、4月3日には8万2000ドルを下回る場面も見られたが、3月の安値7万7000ドルを大きく上回る水準で推移している。
これは売り手の疲弊を示唆し、今後の価格上昇の可能性を示している。
Volmexのビットコイン1日インプライド・ボラティリティ指数は年率換算で65%となっており、今後24時間で3.4%の価格変動が予想されている。
雇用統計は日本時間午後9時半に発表される予定で、FactSetによると、3月のNFPの予測中央値は13万人で、失業率は4.2%に上昇すると見込まれている。
金利トレーダーたちは、FRBが今年中に100ベーシスポイントの利下げを行うと予測しており、最初の利下げは6月に行われると考えている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/991aa7384705699591d541772123b27e5342b6a3