ナスダックが2000年以降で最悪の下落を記録する中、ビットコインは安定した動きを見せ、年初来の下落率も比較的低い状況です。
要約すると4月2日、ドナルド・トランプ大統領が全世界を対象とした関税の発表を行った結果、アメリカの株式市場は大きな影響を受け、ナスダック総合指数は2000年以降で最悪の日となる5.5%の下落を記録しました。
この下落は、テクノロジー株に依存するナスダックにとって特に厳しいものであり、過去のドットコムバブル崩壊や2008年の金融危機に匹敵するほどの落ち込みとなりました。
さらに、S&P 500指数もほぼ5%の下落を見せ、全体的な株式市場が打撃を受けたことが分かります。
一方で、通常は株式市場と相関関係にあるビットコイン（BTC）は、トレンドに逆行して安定した動きを見せました。
関税発表直後に急落したものの、翌日には0.7%の上昇を記録し、その後も上昇を続けています。
ビットコインの価格は、トランプ大統領の演説前の約8万7000ドルから現在は8万4000ドル超で取引されています。
ナスダック先物も雇用統計の発表を前に下落している中、ビットコインは3月中旬に最安値をつけたものの、年初来での下落率はナスダックの11%に対して10%と、比較的堅調です。
アナリストのケイレブ・フランゼン氏は、ビットコインがS&P 500と比較して相対的に強い動きを見せていることを指摘し、200日移動平均線付近での回復力を強調しています。
このように、ビットコインはリスク回避の環境下でも安定したパフォーマンスを示していることが注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/40e101791f12349dcf6d4094471daf965f8fc24e