暗号資産業界は存在に関わるリスクを克服したが、「無用」になるリスクに直面。新興国市場の過去の教訓を踏まえ、持続的な成長のための取り組みが求められている。
要約すると暗号資産業界は、かつて存在に関わるリスクが最大の懸念事項とされていたが、今やそのリスクはほぼ消え去ったとマレックス・ソリューションズのイラン・ソロット氏が述べている。
特に米国でのETF(上場投資信託)の承認により、暗号資産が消滅する可能性は低下した。
しかし、業界は新たなリスク、すなわち「無用」になるリスクに直面している。
このリスクは、成熟する資産クラスとしての暗号資産にとっての最も差し迫った懸念事項だ。
過去の新興国市場の例を引き合いに出し、かつては大きな成長が期待されたが、リターンを生み出さなかったために関心が薄れていったことを指摘。
現在の暗号資産市場も、ビットコインETFへの資金流入やイーサリアムのスケーリングソリューションなどの動きが続いているが、それが持続的な成長につながらないリスクが存在する。
暗号資産業界の成功は、規制などの外的要因よりも、業界自身の取り組みに依存している。
今後、DeFiやステーブルコイン、革新的なブロックチェーンアプリケーションの成功が不可欠であり、これらの要素が組み合わさることで、暗号資産が重要な存在であり続ける可能性がある。
未来は不確実だが、無用にならないための努力は確実に行われている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d0aeb20e6a51f5df4cd620abfd486aab17372f21