北朝鮮が日本海に向けて複数の短距離弾道ミサイルを発射。金与正氏は日米韓の訓練への対抗を表明し、核戦力強化を主張。米国の大統領選を前にした軍事行動と見られる。
要約すると北朝鮮は5日朝、日本海に向けて複数の短距離弾道ミサイルを発射した。
韓国軍合同参謀本部はこの発射を確認し、日本政府も弾道ミサイルの可能性があるものはすでに落下したと報告している。
ミサイルは北朝鮮南西部の黄海北道沙里院から発射され、発射時刻は日本時間の7時半頃だった。
今回の発射は、北朝鮮が10月31日に行った最新型の大陸間弾道ミサイル（ICBM）発射に続くものであり、軍事的な挑発の一環と見なされている。
金正恩総書記の妹、金与正党副部長は、日米韓が行った合同空中訓練に対抗する形でこの発射を行ったとされ、彼女は発射前に訓練を非難する談話を発表し、北朝鮮の核戦力強化路線の正当性を主張した。
これにより、日米韓の安全保障協力の強化を牽制する意図が見え隠れする。
さらに、米国では同日、大統領選が行われており、北朝鮮は選挙の直前に軍事行動を起こすことで、どの候補が当選しても核・ミサイル増強路線を維持する姿勢を示す狙いがあると考えられている。
北朝鮮のこうした行動は、国際社会に対する挑発であると同時に、地域の安全保障環境にも影響を及ぼす可能性があるため、今後の展開が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2f5da067ae1db41017cd547527e13d29c46a5ea5