日本の温泉水不足が深刻化し、日帰り入浴を禁止する動きが広がっている。オーバーツーリズムや1人用温泉の増加が影響し、温泉水の枯渇が懸念されている。
特に、外国人観光客に人気のある1人用温泉の急増が、温泉水の枯渇を引き起こしていると指摘されている。
これを受けて、主要な温泉地域では宿泊しない日帰り客の入浴を禁止する措置が導入され、深夜営業を停止する施設も増加している。
例えば、佐賀県の嬉野温泉では、温泉水の水深が2020年の平均50メートルから昨年は39.6メートルに減少し、4年間で20%の減少となった。
また、北海道のニセコ温泉も同様に水深が低下しており、オーバーツーリズムが問題視されている。
コロナ禍からの回復に伴い、円安が影響し、日本の温泉旅行が急増していることが背景にある。
日本観光庁によれば、2024年には3680万人の外国人観光客が訪れる見込みで、過去最高を更新する見通しだ。
CNNは、西洋の観光客が大衆浴場を避け、1人用温泉を好む傾向があると報じており、これが温泉水の使用量を増加させる要因となっている。
さらに、老朽化したインフラも問題で、多くの温泉地域では管理が不十分であり、相当量の温泉水が浪費されていると指摘されている。
日本政府はこの問題を解決するために、入国税の引き上げや宿泊税の新設を検討している。
入国税は現在1000円から5000円に引き上げられる可能性があり、宿泊税も地域ごとに3000~5000円の範囲で導入が進んでいる。
宿泊税を導入した自治体は、2023年の9カ所から今年は14カ所に増えており、さらに43カ所が検討中である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ce636ca09f43dd2e72e369b72a6d2b392984be56
コメントでは、日本の温泉や観光地における外国人観光客の急増が引き起こしたさまざまな問題について多くの意見が集まりました。
特に、外国人観光客のマナーの悪さや、観光地の混雑による日本人の不満が目立ちました。
多くの人が、温泉施設でのマナーを守らない外国人の行動に不快感を表明し、温泉の質が低下していると感じていました。
また、観光地が外国人向けに高価格で設定される一方で、地元住民には還元されていない現状に対して批判の声が上がっていました。
入国税や宿泊税の導入を提案するコメントも多く、旅行者からの税収を国民に還元すべきだという意見が強調されていました。
さらに、オーバーツーリズムによる影響として、地元住民が観光地での生活にストレスを感じていることも指摘され、特に温泉地では入浴の機会が減少していることが懸念されていました。
観光業界が地元住民や日本人観光客のニーズを無視しているとの指摘もあり、今後の対策が求められている状況です。
ネットコメントを一部抜粋
外国から来る旅行客からは、もっともっと税金を取って良いと思う。
オーバーツーリズム、インバウンド、良い事何もない。
コロナ禍では人の流れが無い!!補助金下さい!皆泊まりに来て!!
温泉はほとんど行かなくなりましたね。
本当に誰がインバウンドなんか推進したんだろうと思う。