SMICは2024年に売上高は増加したが、純利益は減少。ウエハー販売量は増加も価格は下落。
要約すると中国の半導体受託製造大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)は、2024年10〜12月期の決算を発表しました。
この四半期において、売上高は前年同期比で2%増の159億1700万元(約3200億円)となり、過去最高を記録しました。
しかし、純利益は前年同期比で13.5%減の9億9200万元(約200億円)にとどまり、増収ながらも減益という厳しい状況が浮き彫りになりました。
さらに、2024年12月期の通期決算も発表され、売上高は前期比で27.7%増の577億9600万元(約1兆2000億円)に達しましたが、純利益は23.3%減の36億9900万元(約740億円)という結果でした。
この背景には、ウエハーの販売量が増加したことや製品構成の変化が寄与しています。
具体的には、ウエハーの販売量は前期比で36.7%増の802万1000枚に達しましたが、平均販売価格は6639元(約13万円)と前年の6967元(約14万円)から若干の減少が見られました。
このような状況から、SMICは今後の成長戦略や市場動向に対する注視が求められています。
特に、半導体市場全体の競争が激化する中で、価格競争や新技術の導入が企業の業績に与える影響は大きく、業界全体の動向がSMICの今後の成長にどのように作用するかが注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/036d33eb28b32931c9e2f44a9ebbadb2bf7bbe96