マネーフォワードが新たに発表した「AIエージェント」は、バックオフィス業務の自動化を進め、IT投資の概念を変えることを目指しています。2025年までに提供開始予定で、企業の人件費予算に着目しています。
要約するとマネーフォワードは、2025年に向けて「バックオフィスAIカンパニー」を目指す新戦略「Money Forward AI Vision 2025」を発表し、業務自動化を進める「AIエージェント」の開発に取り組んでいる。
このAIエージェントは、企業のバックオフィス業務を自律的に遂行するデジタルワーカーとして位置づけられ、従来のITツールとは異なる新たな存在として提供される予定だ。
特に、経費精算や会計処理、人事管理などのルーティン業務を担わせることで、企業のIT投資の概念を根本から変える狙いがある。
企業がITに割ける予算は売上の数%に対し、人件費は数十%に達するため、マネーフォワードはAIをITツールではなく「人の代わり」として導入する視点を強調している。
辻庸介社長は、約2.2兆円のSaaS市場を超え、人件費の枠組みに影響を与えることを目指している。
少子化が進む中で、依然として業務は増加しており、AIとの協働が今後の働き方において重要な選択肢になると見込まれている。
バックオフィス担当者は、ルーティン作業から解放され、より創造的で判断力を要する業務に専念できるようになる。
辻社長は、コミュニケーションは人間同士で行うべき領域が残る一方で、処理系業務はAIが多くを担うことを示唆しており、人とAIの協働の重要性が強調されている。
マネーフォワードの「AIエージェント」は、単なるチャットボットではなく、ユーザーの代わりにSaaSを自律的に操作し、バックオフィス業務を遂行する新しい形態である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bc754da4b7b55da453e1ddc29886cd3ab504aba6