ビットコインのハッシュレートが初めて1ゼタハッシュを超えたが、マイナー収益は過去最低を記録。価格下落が影響。
前回の最高値は1月31日に記録された975エクサハッシュ毎秒(EH/s)であり、ビットコインブロックチェーンが1EH/sに達したのは2016年のことです。
この6年間でハッシュレートは1000倍に増加しました。
しかし、CoinDeskの調査によると、ハッシュレートが記録的な水準に達する一方で、ビットコインの価格はこの傾向と乖離しており、トランプ大統領の関税の影響もあって、現在の価格は約7万7000ドル(約1117万円)にまで下落しています。
ハッシュレートの分析においては、24時間の時間枠での変動が自然なブロック時間の変化によって誤解を招くことがあるため、より正確な情報を得るためには7日間の移動平均を用いることが推奨されます。
この分析によると、実際のハッシュレートは879EH/sとなります。
さらに、ビットコインの難易度も6日時点で約7%増加し、史上最高の121.5兆(T)に達しました。
これは、ブロックが約10分ごとにマイニングされることを保証するために重要な調整です。
とはいえ、エクサハッシュあたりのマイナー収益は過去最低の42.40ドル(約6100円)にまで落ち込んでおり、これは低いトランザクション手数料、上昇するネットワーク難易度、ビットコイン価格の低迷が影響しています。
このように、ビットコイン市場はハッシュレートの増加と収益の低下という矛盾した状況に直面しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e035346027e658ff99923ca464176ea2f65cb622