「魔の7歳」は交通事故の危険が最も高い年齢であり、大人が子供を守るための意識が必要です。
この年齢は、小学校に入学し、1人で行動する機会が増えるため、交通事故のリスクが急激に高まります。
2025年3月27日に発表された警察庁のデータによれば、2020年から2024年の期間においてもこの傾向が確認されています。
子供は交通ルールを教えられても、理解していても大人の予測を超えた行動をとることが多く、例えば信号が青になる前に飛び出したり、視界が遮られた場所から急に道路に出たりすることがあります。
また、子供の視野は大人の約3分の2しかなく、周囲の状況を把握しづらいため、これが事故につながる要因の一つとされています。
具体的には、大人の視野は左右150度・上下120度ですが、子供は左右90度・上下70度と狭くなっています。
さらに、子どもは興味を持ったものに注意を奪われやすく、注意力が散漫になりがちです。
ドライバーから見ると、子供の身長が低いために見えにくいという危険性もあり、特に男児は女児の約2倍の交通事故死傷者数を記録しています。
これは外遊びの機会が多く、好奇心旺盛な性格が影響していると考えられます。
事故を防ぐためには、子供自身の意識づけだけでなく、大人の見守りや周囲の環境整備が不可欠です。
調査によると、全国の18歳以上の男女300人のうち、歩行中の交通事故死傷者数で最も多いのが7歳であることを知っていた人はわずか6.3%しかおらず、9割超がこの事実を知らないことがわかりました。
小学生の子供を持つ親の中でも49.3%が「魔の7歳」を知らないという結果が出ています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/81d09aa1a19791b9fff8afe3763c2b1e5d0e1f78