「Ubuntu 25.04」は使いやすさが強化された新バージョンで、インストーラーやデスクトップ環境の改善が特徴。安定性と予測可能な進化が魅力です。
この新バージョンは「Plucky Puffin」と名付けられ、短期サポート(STS)版として2026年1月までのサポートが提供されます。
STS版は通常、長期サポート(LTS)版ほど注目されませんが、25.04にはいくつかの重要な改善点が含まれています。
特にインストーラーが改良され、デュアルブートのプロセスやWindows BitLockerで暗号化されたディスクの処理が向上しました。
これにより、Ubuntuのインストールがさらに簡単になり、使いやすさが一層強化されています。
また、GNOMEデスクトップ環境の最新バージョン「GNOME 48」も導入されており、パフォーマンスの向上と新機能の追加が行われています。
その中でも特に注目されるのが「Wellbeing」セクションで、スクリーン使用時間の管理や休憩リマインダーの設定が可能です。
さらに、通知のグループ化やHDRサポート、アプリアップデートの向上も見られます。
特筆すべきは、フレームのスケジューリングとレンダリングを最適化する新機能「トリプルバッファリング」により、アニメーションの滑らかさが向上し、全体的なパフォーマンスが改善された点です。
筆者は、25.04を使用した感想として、安定性や使いやすさ、優れたデザインがしっかりと保たれていることを強調しています。
Canonicalはこれまでの成功を基に、予測可能な改善を続けており、25.04もその流れを踏襲しています。
最後に、標準のドキュメントビューアーが「Evince」から「Papers」に変更されたことが最大の驚きであり、これは歓迎すべき改善とされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/94ca4a19468a760dbee657c08b1aaba2fc664269