テキサス大学の研究チームが発表したAIエージェント「Metamon」は、47万5000件のデータを基にポケモンバトルを人間のようにこなす能力を持ち、実戦で上位成績を収めています。今後、専用サーバーを構築予定です。
要約するとテキサス大学オースティン校のYuke Zhu助教授らの研究チームは、4月10日に人間のようにポケモンバトルを行うAIエージェント「Metamon」を発表しました。
このプロジェクトは、ロボティクスから一時的に離れ、競技的なポケモンプレイに焦点を当てたものです。
Metamonは、47万5000件を超える人間同士のポケモンバトルのデータを基にトレーニングされており、特にオフライン強化学習(Offline RL)とトランスフォーマーを活用しています。
これにより、Metamonはポケモンショーダウンのリーダーボードで上位10%に入るという優れた成績を収めました。
さらに、Metamonは20の異なるエージェントをトレーニングし、人間以外の対戦相手とも競い合うことで、その性能を向上させています。
実戦での性能チェックとして、ポケモンの各世代をシミュレートする「Pokémon Showdown」のランク戦に参加し、一部のMetamonエージェントはアクティブユーザーの上位10%に入る成績を達成しました。
今後、同研究チームは人間のプレーヤーに影響を与えずに進捗を追跡できるよう、研究特化型のShowdownサーバーを構築する計画を立てています。
このように、MetamonはAIの能力を新たなレベルに引き上げ、ゲームの戦略やプレイスタイルに新しい視点を提供する可能性を秘めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4098cfa5e1de8de91a8695ab8261c6b4cc5108de