ドゥテルテ前大統領の逮捕から1カ月、フィリピン社会は分断が深まり、現政権への批判が高まる中で、支持者たちが釈放を求める集会を全国で開催している。
要約すると2025年3月11日、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ前大統領が「人道に対する罪」で逮捕され、1カ月が経過した。
彼の逮捕により、フィリピン社会は大きく分断されている。
現職のボンボン・マルコス大統領派は政局で有利な立場に立っているが、世論はドゥテルテ氏に同情的で、彼の支持者たちは全国各地で誕生日を祝う集会を開き、釈放を求める声を上げている。
特に、南部ミンダナオ島のダバオ市では、誕生日を祝う大規模なデモが行われ、参加者は数十万人にのぼったとされている。
これに対し、国家警察は参加者数を過小評価して発表しており、信頼性が疑問視されている。
さらに、世界各地のフィリピン人コミュニティでもドゥテルテ氏の釈放を求める集会が催され、中東のカタールではデモ参加者が逮捕される事態も発生した。
SNS上では、ドゥテルテ時代の治安の良さや役人の真面目さが称賛され、現政権への批判が高まっている。
一方で、偽情報も増加しており、ドゥテルテ氏の逮捕に関する誤った情報が広がっている。
これらの状況は、フィリピン社会の分断をさらに深めている。
5月中旬の中間選挙を前に、政治的な緊張が高まる中、国民の間での意見の対立が顕在化している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9eaa477e0f76b91fa7897dfdc36a08aa410f6364