2025年の海外旅行支出が307兆円に達し、観光産業が世界経済に与える影響が拡大する見込みです。
これは、2019年の1兆9000億ドル(約279兆円)を上回るもので、観光産業が世界経済に与える影響も大きく、2025年には11兆7000億ドル(約1708兆円)に達し、世界のGDPの10.3%を占めると見込まれています。
雇用面でも1400万人の増加が期待され、総雇用者数は3億7100万人に達する見込みです。
しかし、国によって回復状況は異なり、特に米国では2024年の海外旅行者支出が2019年の水準を大きく下回り、完全な回復が見込まれていません。
一方、中国では2024年に支出額がパンデミック前の水準を上回るものの、2025年には成長が鈍化すると予想されています。
サウジアラビアのように観光分野に大規模な投資を行う国々は将来的に有望とされ、フランスやスペインなどの欧州諸国は継続的な投資とその魅力を背景に復興を牽引すると考えられています。
2024年の見通しとしては、世界経済への貢献が10兆9000億ドル(約1590兆円)に達し、雇用は6.2%増加し、3億5700万人に達する見込みです。
海外旅行支出は前年比12%増の約1兆8700億ドル(約272兆円)、国内旅行支出も5.4%増の5兆3000億ドル(約774兆円)に達すると予測されています。
2035年には、海外旅行支出が年平均成長率(CAGR)3.4%で2兆9000億ドル(約423兆円)に達し、国内旅行支出もCAGR3.3%で7兆7000億ドル(約1124兆円)に達する見込みです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5bdec9209866ddf30a2f4b259684fc24fc860bdf