ブリッジがトライアングルを買収し、ウォレットAPI提供を強化。これにより資金保管の安全性向上を目指す。
要約すると2023年11月1日、ステーブルコイン決済プラットフォームを提供するブリッジ(Bridge)が、企業向けウォレットAPIを提供するトライアングル(Triangle)を買収したと発表しました。
トライアングルは、企業がブロックチェーン技術を利用しやすくするためのAPIを開発しており、特にMPC(マルチパーティ計算)技術によるウォレット保管ソリューションに強みを持っています。
この買収により、トライアングルの専門チームはブリッジに統合され、ブリッジのプラットフォーム上での資金の安全な保管と移動の機能が強化される見込みです。
さらに、トライアングルの技術的支援により、ブリッジはよりスケーラブルなステーブルコインシステムの構築を目指すとしています。
買収に関する具体的な金額は公表されていませんが、トライアングルが提供するサービスは2023年12月31日までに段階的に廃止される予定です。
また、トライアングルの創設者であるタスティ・ザカリー氏は、以前米決済インフラ企業ストライプ(Stripe)で働いていた経歴を持ち、現在ストライプはブリッジを約10億ドルで買収交渉中であると報じられています。
この買収が成立すれば、ストライプにとって過去最大の買収となる可能性があります。
ブリッジはこれまでに5,800万ドルの資金を調達し、企業評価額は2億ドルに達しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b91771b0ed6e3001ec3ecb10a332834dcdc37065