福島第1原発2号機のデブリ取り出し作業が進行中で、7日には完了予定。作業員の被ばく量も抑えられ、安全性が確認された。
要約すると東京電力は5日、福島第1原発2号機での溶融核燃料（デブリ）の試験的取り出しについて発表しました。
爪形器具を用いてつかんだデブリの放射線量を測定したところ、作業員の被ばくを抑えられる毎時24ミリシーベルト以下であることが確認されました。
この結果を受けて、東電は6日から本格的な回収作業に入るとしています。
最も早ければ7日には回収作業を完了し、デブリ取り出しを終える予定です。
これが実現すれば、2011年3月の原発事故以来、初めてのデブリ取り出し完了となります。
具体的には、6日にデブリをつかんでいる爪を開き、デブリをアルミ製の運搬容器に移す作業が行われます。
その後、7日以降には収納箱側面の扉を開け、作業員が容器ごと回収して取り出しを完了する流れです。
デブリの取り出しが完了した後は、福島第1原発構内で重さなどを測定し、茨城県にある日本原子力研究開発機構の施設に運んで分析を行う予定です。
この取り組みは、事故からの復興に向けた重要なステップとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a3fe58469ab562c450b130fac4a00ace971808a9