中小企業のランサムウェア対策が不十分な実態

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バッファローの調査で、中小企業のランサムウェア対策が不十分であることが明らかに。重要性を認識する企業は多いが、実際の対策は3割未満。

要約するとメルコHDグループのバッファローが発表した調査によると、中小企業におけるランサムウェア対策の実態は厳しい状況にあることが明らかになりました。

調査は自社にNAS(ネットワーク対応HDD)を設置している中小企業の情報システム担当者103人を対象に行われました。

結果として、9割以上の企業がランサムウェア対策の重要性を認識しているものの、実際に十分な対策が行われている企業は3割未満という結果が出ました。

特に、43.7%が「とても感じる」、45.6%が「やや感じる」と回答し、ランサムウェア対策の必要性を強く感じていることがわかります。

多くの企業がこの認識を持つ理由としては、セキュリティ被害のニュースが増えたことや、テレワークの導入、クラウドサービスの普及が挙げられています。

さらに、業務継続に欠かせないNASやファイルサーバの重要性から、60.8%が「万が一の被害時のコストや復旧負担が大きい」と感じています。

しかし、72.8%の企業はバックアップ対策を行っている一方で、22.3%は何らかの対策を行っていないと回答しました。

また、NASのランサムウェア対策が「十分できている」と感じている企業は少なく、「あまりできていない」と14.6%、さらには「まったくできていない」と3.9%が存在しました。

これらの結果から、外部からの攻撃リスクが増大している現状において、多層的な防御策が必要であることが示唆されています。

この調査は、2025年3月10日から11日にかけて行われ、従業員数100名から1,000名未満の中小企業を対象に実施されました。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d06cdbbcd8cc9fdbec1ef98be74dcd19227b2b10

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