SMBCが中小企業向けに新しいデジタル金融サービス「Trunk」を発表。法人口座やビジネスカードを統合し、経理業務の効率化を図る。最短翌日開設が可能で、請求書自動化機能も搭載予定。
この新サービスは、中小企業を対象に法人口座、ビジネスカード、ファイナンス、経理DX、決済プラットフォーム(stera)を統合的に提供するもので、個人向けの成功したサービス「Olive」のノウハウを活かし、中小企業向けに展開するものです。
Trunkは、数名から100名規模の企業向けに設計されており、スマートフォンを通じて法人口座の申し込みができ、最短翌日には口座が開設可能です。
また、会計SaaSなどの周辺サービスとのシームレスな接続が可能で、経理業務の効率化や資金の見える化を実現します。
ビジネスカードは、法人代表者向けの「ビジネスオーナーズ」を口座開設と同時に申込むことができ、2026年度には新たな機能を搭載したビジネスカードも発行予定です。
振込手数料は業界最低水準に設定されており、特にSMBC宛の振込は無料です。
請求書の自動データ化機能や支払期日の繰り延べ機能も搭載され、資金調達手段を一元管理できる「フレキシブル・ファイナンス」機能も将来的に追加される予定です。
SMBCの中島CEOは、日本の企業の99.7%が中小企業であることから、この市場に特化したサービスを提供する意義を強調しています。
Trunkは、デジタル技術を駆使し、新たなマーケットを開拓することを目指しており、特に経理業務を兼任する社長が多い中小企業のニーズに応えることを目指しています。
最終的には、3年間で30万口座の獲得を目指し、各口座での利用額が1,000万円に達すると、3兆円の預金を見込んでいます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/113ddcc4b0bb8678f29dc5679284d9a4883b5e8c