日本香堂が創業450年を迎え、香りの文化を世界に広める取り組みを強化。新ブランドロゴやイベントを通じて、香道の魅力を発信しています。
室町時代に京都で創業し、天皇や将軍、茶道の家元に香を提供してきた同社は、香道という日本独自の文化を支えてきました。
最近では、ヒノキなどの和木天然オイルを使用したフレグランス「キトワ」や、お香の「香十」、さらには仏ホームフレグランスの「エステバン」や「ジェオデジス」など、多様な商品を展開しています。
また、米国やベトナムでもホームフレグランスや不動産事業を展開し、国際的な市場でも存在感を示しています。
新たなブランドロゴを発表し、「香りと旅する日本香堂グループ」というスローガンを掲げることで、事業の効率化やシナジーの向上を目指しています。
社長の小仲正克氏は、日本の香文化が持つスピリチュアルな側面に触れ、革新的な開発を進める意向を示しました。
また、「450プロジェクト“聞く アウェイク ユア スピリット”」を通じて、日本の香文化を国内外に発信し、書籍「日本の香」の出版や新作お香の発売を行っています。
さらに、福島県の銘酒蔵と協業した新商品も登場予定です。
4月18日からは「お香の日」に合わせて、東京と京都で「香り博 2025」というイベントを開催し、香道体験やスタンプラリーなどのアクティビティを提供します。
デザイナーや調香師とのトークショーも行われ、香りが感情に与える影響やデザインとの共通点についての議論が展開されました。
日本香堂は、香りを通じて人々の心に響く体験を提供し、文化の継承と革新を目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0486a1fd34682d804310a89f7b42340f1f4087c4