半導体業界の明暗:TSMCの成長とSTの人員削減

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

半導体業界では、TSMCが絶好調な一方でSTが人員削減を発表。STは製造拠点を再編し、投資を集中させる計画。InfineonはMarvellの事業を買収するなど、業界の動向が注目されている。

要約すると2025年4月7日週、半導体業界における明暗が浮き彫りとなった。

特に、台湾の半導体製造大手TSMCは、2023年第1四半期の売上高が前年同期比42%増の250億米ドルに達し、業績が絶好調であることを発表した。

一方で、STMicroelectronics(ST)は、全社的な製造拠点の再編と人員削減を進める方針を明らかにした。

具体的には、2026~2027年にかけて約2800人の従業員が削減される見込みで、その大半は希望退職になると予想されている。

STのCEOであるJean-Marc Chery氏は、改革の目的が欧州における戦略的資産を活用した垂直統合型デバイスメーカー(IDM)モデルの維持にあることを強調した。

さらに、STは炭化ケイ素(SiC)ウエハー工場への投資を最優先し、既存設備の生産性向上に努める計画だ。

製造拠点では、フランスでデジタル技術、イタリアでアナログ/パワー技術、シンガポールで成熟技術に注力する方針で、イタリアのアグラーテ工場をフラグシップ量産工場とすることを目指している。

STは2027年までに生産能力を倍増させる見込みで、特に光センシングやシリコンフォトニクス技術に注力する。

また、Infineon TechnologiesはMarvell Technologyの車載イーサネット事業部門を25億米ドルで買収することを発表し、業界全体の動向が注目されている。

半導体業界では、企業ごとの戦略や市場の変化が激しく、今後の展開が期待される。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7a2f29db522a9ae4d64bc29b344de1f8e7ce3e46

関連URL

2025年最新!半導体のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。