韓国開発研究院が、半導体輸出の好調が内需景気に影響を与える可能性を示唆。輸出は過去最大の575億ドルで、設備投資も急増。内需の回復には課題が残る。
KDIは、11月号の経済動向において、情報通信技術(ICT)品目を中心に輸出が引き続き良好な流れを維持していると指摘しました。
具体的には、先月の韓国の輸出額は575億ドルで、前年同期比で4.6%の増加を記録しました。
増加率は鈍化傾向にあるものの、絶対的な数値は過去最大であり、依然として高い水準を保っています。
特に、半導体の設備投資が大幅に増加しており、これは内需の回復を促進する要因となると見られています。
半導体製造用装備投資は、前年同月比で8月に5.0%増加した後、9月には51.0%の急増を見せ、これが設備投資全体の増加を支えました。
さらに、KDIは内需部門でも建設関連の先行指標が改善していると評価しています。
9月には建設受注が前年同月比で2.5%増加し、住宅着工は47.5%増加しました。
ただし、KDIは内需の「現在」については依然として厳しい状況にあるとし、商品消費や建設投資の不振が続いていると警告しています。
9月の小売り販売は前年同期比で2.2%減少し、建設工事額は12.1%減少しました。
また、消費者物価の上昇率も鈍化しており、物価上昇が続く中で内需回復が制約されている状況です。
KDIは、労働市場においても建設業と製造業の雇用が減少し、全体的な雇用環境が厳しくなっていると分析しています。
金融市場については安定が維持されているものの、市場金利の上昇が脆弱層に影響を及ぼす可能性があると警告しています。
KDIは、韓国銀行が基準金利を引き下げることで、内需景気に好影響を与えることを期待しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/793633035c4788b3e37110fae2554a7b2c61660c
韓国の半導体輸出が内需景気に与える影響についてのコメントは、全体として楽観的な見通しと懐疑的な意見が交錯していました。
国策研究機関が発表した楽観的な見通しに対して、実際の景気回復がどの程度進んでいるのか疑問を持つ人が多かったです。
特に、輸出が好調であることは評価されつつも、その利益が実際に出ているのか、利益度外視の叩き売りでは意味がないとの意見がありました。
また、国策による見通しは必ずしも真実とは限らないとの指摘もあり、楽観的な見方が過剰ではないかという懸念も表明されていました。
さらに、デフォルト寸前との厳しい状況を指摘するコメントもあり、全体的に楽観論に対する反発が強かったです。
こうした意見は、韓国経済の現状に対する深い関心を反映していると言えるでしょう。
ネットコメントを一部抜粋
韓国の輸出好調の温もりが内需景気に次第に反映される可能性がある。
利益は出ているのかな。
最近は辻褄合わせるのに苦労していますね。
もうすぐデフォルト寸前なのに。
可能性? 彼の国らしいな。