航空業界の脱炭素化に向け、使用済み食用油から作る持続可能な航空燃料「SAF」の国産化が急務となっています。
特に、使用済み食用油を活用したSAFが注目されており、国内初の大規模製造施設が設立されました。
ユニバーサルスタジオジャパンでは、パーク内のレストランから出る年間約189トンの食用油の一部を、アトラクション「ジョーズ」のボート燃料として再利用し、年間17トンのCO2削減に貢献しています。
また、日本航空はこのSAFを新たに取り入れ、CO2排出量を約8割削減できるとしています。
政府は2030年までに航空燃料の10％をSAFに置き換える目標を掲げていますが、安定供給が課題となっています。
特にEUではSAF使用が義務付けられ、安定供給が確保できなければ国際便が減少する恐れがあります。
日本航空の関係者は、国内でSAFの供給ができなければ他国に依存する懸念を示しています。
コスモ石油では、堺製油所に国内初のSAF量産設備を設立し、使用済み食用油を回収して製造しています。
この設備では年間3万キロリットルのSAFを生産でき、東京とロンドン間を約350往復できる量となっています。
しかし、2030年までの目標にはまだ不足しており、家庭からの廃食用油回収が鍵とされています。
家庭から出る廃食用油は年間約10万キロリットルに達していますが、その多くは回収されていません。
コスモ石油は堺市で家庭からの油回収の仕組みを始め、SAFの安定生産に向けた取り組みを進めています。
このように、SAFの国産化は航空業界の脱炭素化に向けた重要なステップであり、持続可能な未来に向けた取り組みが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9a277927201e7ce100187a44add8aead935d6761
航空燃料の国産化とSAFの重要性に関するコメントでは、環境への影響やコスト負担についての懸念が多く寄せられていました。
特に、家庭での油の使用量が少ないことや、揚げ物を頻繁に行う家庭は少ないため、廃油の回収や精製にかかる膨大な時間と労力が環境に悪影響を及ぼすとの意見がありました。
あるコメントでは、テレビでこのプロセスを真面目に取り上げていることに対し、驚きや不安を感じた方もいました。
また、回収コストをメーカーが負担しないことが不公平だとの指摘もあり、コストの透明性が求められました。
さらに、自動車と航空機の使用が環境に優しいという過去の意見と矛盾しているとの疑問も呈され、情報の一貫性が求められていました。
全体として、環境問題に対する意識が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
天ぷらし終わったら、鍋の油を集めて、容器に入れて、車か電車で持ってって、集めて容器から出して、容器を捨てて燃やして、精製してさらに量が少なくなって。
家庭で大量に使用する事は今時そんなにない、揚げ物もよほど好きで使うか大家族でもなければ大量に出ない。
ヤフコメ民がコロナ過で言っていた事と違うな。
回収コストをメーカーが負担しないのはおかしい。
コストが書いてないですね。