宮沢博行氏が安倍派の団結力の低さや人間関係の問題を指摘。安倍氏との直接対話は財産と評価しつつ、派閥内の結束力不足を懸念。
彼は、安倍派の団結力が低く、特に総裁選挙の際に派閥内が真っ二つに割れることがあったと指摘。
具体的には、町村信孝氏と安倍晋三氏を支持する派閥の対立や、高市早苗氏と岸田文雄氏を巡る争いを挙げ、「親分の言うことは絶対」という二階派とは対照的に、安倍派では個々の意見が尊重されていたと語った。
さらに、安倍派は安倍氏が戻るまでは「サラリーマン会社のようだった」とし、派閥内において親分が子分を増やそうとする雰囲気が欠けていたことも明らかにした。
また、飲み会の頻度が少なかったため、他の派閥に比べて結束力が低かったとも述べた。
宮沢氏は、自身が飲み会に参加できなかったことも影響しているのかもしれないと考えつつ、木曜日には皆で食事をする習慣があったことを説明した。
さらに、安倍派内での失言が全体に影響を及ぼすことも指摘し、大西英男氏の失言を例に挙げて、安倍派全体がそのイメージで見られてしまうことを懸念した。
一方で、安倍総理と直接話ができたことは自分にとっての人生の財産であり、派閥の醍醐味であると評価した。
しかし、最後には「兄貴連中が人間的に面白くない」と本音を吐露し、安倍派の人間関係についても厳しい意見を述べた。
総じて、宮沢氏の発言は安倍派の内部事情や課題を浮き彫りにし、今後の派閥運営に対する示唆を与えるものであった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6ee2c591a994fda54653e7e17a722293900a3fd1
コメントでは、安倍派の内部事情やその歴史について多くの意見が寄せられました。
特に、岸系と福田系という二つの派閥が混在していたことが指摘され、岸系は右寄り、福田系は中国寄りといった特徴があったようです。
また、安倍晋三元首相の祖父である岸信介や、安倍氏の父である晋太郎氏の影響も語られ、政治の流れの中での派閥の位置づけが示されました。
清和会の権力欲や、安倍氏が潰瘍性大腸炎と闘いながらも長期政権を築いたことも触れられ、安倍氏の死後の政治的な混乱が懸念されるコメントが目立ちました。
さらに、政治家が組織の悪口を言うことや、過去に自らが所属していた派閥の問題を指摘することに対する違和感も表明され、政治家としての責任感や信念の欠如が批判されました。
自民党の腐敗や選挙の公正性に疑問を投げかける意見も多く、新しい政治団体への期待が示されました。
これらの意見からは、安倍派の団結力の弱さや、政治家たちの信念の薄さが浮き彫りになり、今後の政治に対する期待と不安が交錯している様子が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
安倍派は岸系と福田系が混合した派閥でしたからね。
清和会独特の気質みたいなもんだろうけど、権力欲は凄まじかった。
この人が政治の中枢にいたとは思わないが、貴重な証言だろう。
自民党総裁選が金と数の比率で決まる事が問題点だ。
安倍派ならば選挙に有利だから所属した議員が多いのだろう。