アメリカの高配当銘柄ランキングが発表され、1位は利回り9.83%のダウ(DOW)。ウェスタンユニオンやステランティスも上位に。連続増配銘柄が多く、投資家に安定した収入を提供する魅力的な選択肢となっています。
トランプ政権下での関税政策によって市場が乱高下する中、投資家にとって「高配当銘柄」は安定した収入源としての魅力が増しています。
今回のランキングは、2025年春夏号の『米国会社四季報』に基づき、配当利回りが高い順に並べられています。
1位には、世界最大級の素材・化学メーカーであるダウ(DOW)が選ばれ、利回りは9.83%に達しています。
ダウは業績低迷を受けて人員削減を行い、コスト削減を進めていますが、構造改革の効果で回復が期待されています。
2位には国際送金サービスのウェスタンユニオン(WU)が9.55%、3位には自動車メーカーのステランティス(STLA)が9.23%で続き、両社とも来期の増配が予想されています。
さらに、資源大手のヴァーレ(VALE)や製薬大手のファイザー(PFE)、自動車のフォード・モーター(F)なども上位にランクインしています。
特に注目すべきは、連続増配銘柄が多く、アルトリア・グループ(MO)は55年連続、スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は57年連続で増配を続けており、これらの企業は投資家にとって安定的な選択肢となっています。
配当利回りは1株当たりの配当金を株価で割った数値で、株価が下がると利回りは上昇するため、銘柄選定の際には業績や市場環境に注意を払うことが重要です。
今回のランキングでは、連続増配年数や増益率、営業利益率に関する他のランキングも掲載されており、投資家にとって非常に有益な情報が提供されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/53774ba5b62f55c6b2b1bce52d5a33d247c7e076