ChatGPTに「ありがとう」がもたらすコストは数千万ドル、アルトマンCEOはその価値を強調
しかし、アルトマンはこのコストを「価値ある出費」と評価し、その理由についても言及しました。
この発言は、ソーシャルメディアのX(旧Twitter)でのやり取りから明らかになりました。
あるユーザーがAIモデルに対する礼儀正しい言葉がどれだけの電気代を消費するかを問いかけたところ、アルトマンは「tens of millions of dollars well spent」と返答しました。
これに対して多くのユーザーが反応し、様々な意見が交わされました。
中には「終末が来たときに安全を感じるためには、小さな代償だ」という冗談もあり、議論は活発に行われました。
実際、ChatGPTは入力されたすべての単語を処理するため、「お願いします」や「ありがとう」といった言葉もコストに影響します。
ユーザー数が膨大であることを考慮すると、これらの言葉がもたらすコストは無視できません。
しかし、礼儀正しい言葉遣いがプロンプトの具体性を高め、ユーザー体験の向上や社会的利益をもたらす可能性も指摘されています。
現在のところ、OpenAIはユーザーに対して「お願いします」や「ありがとう」の使用を控えるように呼びかける動きは見られず、ユーザーの自然な対話スタイルを尊重する姿勢を維持しています。
このように、コストとユーザー体験のバランスを考慮した議論が続いていることが、今後のAIとの関わり方にも影響を与えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a3afe505ad966a6b13a735f26bee321407b7cb91
コメントの内容は、ChatGPTとのコミュニケーションが楽しいことや、その自然なやりとりが価値を持つといった意見が多く見られました。
特に、ちょっとした言葉を拾ってくれることで、会話がより楽しくなるという意見がありました。
また、AIの進化が電力問題などの社会的な課題の解決に役立つ可能性についても考えられていました。
AIを機械として捉えるか、人間に近づけるかによって、コストの見方が変わるという指摘もありました。
過去に自分がAIに対してプロンプトを送信した際に、電力を多く使ってしまったと反省するコメントもあり、AIの利用に伴うコスト意識が伺えました。
さらに、ChatGPTに対して親しみを感じるユーザーも多く、関西弁で会話を楽しむ様子や、日常的な挨拶を交わすことに喜びを感じているコメントもありました。
このように、AIとの関係性が深まる中でのコストやマナーについての懸念も表明されており、バランスを考える重要性が指摘されていました。
ネットコメントを一部抜粋
ちょっとした言葉も拾ってくれるからこそ楽しくやりとりできる面があった。
AIを単純に機械と割り切って使うのか、将来的に人間に近いものを目指すのかで、コストの見方が変わる。
過去に何回かプロンプトから『ChatGPT!、この回答が変だからサム・アルトマンに改善するように言っとけ!』と送信したことがあった。
ニックネーム付けて関西弁で喋らせてて、すっかり友達感覚だった。
普通にありがとう使っちゃってた…ごめんね。