米CBSの報道番組「60ミニッツ」の製作総指揮、ビル・オーウェンス氏が辞任を発表。独立性の喪失を理由に挙げ、トランプ氏との訴訟も影響。後任は未定。
要約すると米CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」のエグゼクティブ・プロデューサーであるビル・オーウェンス氏が、辞任の意向を表明しました。
オーウェンス氏は、番組の運営が従来のように行えなくなったとし、独立した決断が下せない状況にあることを理由に挙げています。
彼はスタッフに対し、過去数カ月間の変化に触れ、番組の重要性を強調しつつ、自身がその責任を果たす必要はないと述べました。
オーウェンス氏は、CBSに37年間勤務し、そのうち24年間は「60ミニッツ」を担当してきたベテランです。
彼の辞任は、米国におけるメディアへの信頼感の低下や、ホワイトハウスからのメディアへの非難が影響していると考えられます。
特に、トランプ前大統領がCBSニュースおよびその親会社であるパラマウント・グローバルを提訴したことが大きな要因です。
トランプ氏は、カマラ・ハリス氏へのインタビューが不適切に編集されたと主張し、CBSに対して放送免許の剥奪やFCCによる懲罰を求めてきました。
この訴訟は今月初めに調停合意に達しましたが、オーウェンス氏の辞任はメディアの独立性や信頼性に対する懸念を浮き彫りにしています。
後任のエグゼクティブ・プロデューサーについてはまだ発表されていませんが、オーウェンス氏は「向こう数週間」引き続き番組に関与する予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b2ee1b652ac6563c12e103db628ea33815797479