セブン＆アイが2030年度に売上30兆円を目指す構想を発表。背景にはカナダのクシュタール社からの買収提案があり、挑戦的な目標の実現が注目されている。
要約するとセブン＆アイ・ホールディングスは、2030年度にグループ売上を30兆円に引き上げるという大胆な構想を発表しました。
現在の営業収益は約11兆4700万円で、前年よりも3％減少しています。
この目標は、現在の売上を約1.7倍にする必要があり、特に最近の減収を考慮すると、非常に困難な挑戦であると言えます。
セブン＆アイのこの拡大策の背景には、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタール社からの買収提案が影響しています。
クシュタール社は、北米や欧州を含む29の国・地域で「クシュタール」や「サークルK」を展開し、2024年の売上高は約692億ドル（約10兆3800億円）に達すると見込まれています。
現在、両社の売上はほぼ互角で、セブン＆アイの方がやや多い状況ですが、店舗数ではセブン＆アイが約8万5000店と、クシュタールの5倍以上の規模を誇っています。
クシュタールからの買収提案は、2005年、2020～21年に続き、今回が3回目で、8月には5兆円以上の提案を行ったものの、セブン＆アイは「著しく過小評価」として拒否しました。
その後、クシュタールは提案額を約7兆円に引き上げましたが、法的拘束力はありません。
セブン＆アイがこの買収提案から逃れるために打ち出した「30兆円構想」は果たして実現するのでしょうか。
今後の展開に注目です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ec0924a6e24461802ecef0b8ecb6d13a3b380e4