東京都の産院で取り違えられた67歳男性の訴えが認められ、実の親の調査が命じられました。江蔵智さんは20年間、親探しを訴え続けています。
江蔵さんは、取り違えが認められてから20年近く、実の親を探すための調査協力を東京都に訴えてきました。
彼の実の両親は若くても80代後半と見られており、江蔵さんは「一日も早く探してほしい」との思いを語っています。
この事件は、2005年に発覚し、江蔵さんは当時46歳でした。
彼は、東京都墨田区の産院で生まれましたが、その施設は現在は存在しません。
江蔵さんは、取り違えられたことを知ってからの20年間、東京都への調査を求め続けてきました。
判決後、江蔵さんは「今日の結果に感謝しています」と述べ、母にこの結果を伝えても理解できないだろうと語りました。
江蔵さんは、家族との思い出を大切にしながら、実の親を探し続ける姿勢を崩しません。
周囲からは「両親に似ていない」と言われることもあったものの、彼は実の親子だと疑ったことはなかったと話しています。
この判決は、江蔵さんの長年の苦悩に一つの光明をもたらすものとなりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6876260d67d8dbf0d057fa75ed5560744302ae2f
東京都の産院での取り違え事件に関するコメントは、67歳男性の訴えが認められたことを受けて、多様な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、取り違え自体が許されるべきではないという意見があり、それに対する同情の声も聞かれました。
しかし、同時に育ての親に対する感謝の気持ちも強調され、血縁関係だけが親子の絆ではないとの考えが示されました。
さらに、遺伝的ルーツを知りたいという気持ちは理解されるものの、取り違えられた相手の家族が抱える可能性のある混乱や悲しみについても配慮が求められました。
特に、今さらその事実を知らされた場合の心理的な影響についての懸念が多くのコメントに見られました。
また、取り違えられた相手の家族がどのように感じるのか、また、育ての親がどのような思いでいるのかという視点も大切にされていました。
このように、コメントの中では人権問題や家庭の複雑な感情が絡む難しいテーマが浮き彫りになり、単純な解決が難しいことが強調されていました。
全体として、この事件は人々に深い思索を促すものであり、様々な立場からの意見が交わされていました。
ネットコメントを一部抜粋
都は控訴すべきではないと思う。
取り違えはあってはならないし、この男性は、本当に気の毒だと思います。
80代後半になって、これまで実子と思ってた子は、血の繋がりありませんって、凄い酷だよね。
取り違え自体は問題の有る事だが、６７年間育ててくれた両親に失礼な感じのする行動に取れる。
もう一人の、取り違えられた方はどうするんだろう…。