第37回東京国際映画祭で吉田大八監督の『敵』が東京グランプリを受賞し、長塚京三が主演男優賞を獲得。19年ぶりの快挙で、他にも多くの作品が受賞しました。
要約すると第37回東京国際映画祭が11月6日に閉幕し、吉田大八監督と長塚京三主演の映画『敵』が東京グランプリと東京都知事賞を受賞し、さらに最優秀監督賞と主演男優賞を獲得するという快挙を成し遂げました。
これにより、『敵』は合計3冠を達成し、日本映画がグランプリを受賞するのは19年ぶりのことです。
クロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷で行われ、上映作品208本の中から選ばれた受賞作品が発表されました。
長塚京三は79歳での受賞となり、東京国際映画祭の主演男優賞では最高齢記録を樹立しました。
審査委員長のトニー・レオンは、長塚の演技について「スクリーンに登場したその瞬間から、その深みと迫真性で私たちを魅了しました」と称賛しました。
その他の受賞作品として、主演女優賞には『トラフィック』のアナマリア・ヴァルトロメイ、審査員特別賞には『アディオス・アミーゴ』、最優秀芸術貢献賞には『わが友アンドレ』が選ばれました。
また、観客賞には脳性麻痺を患う青年と祖母との関わりを描いた『小さな私』が輝きました。
トニー・レオンは審査の総評として、全員一致で素晴らしい作品を選出できたことを喜び、再び東京国際映画祭に参加できる日を楽しみにしていると述べました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f7565f611c1920a4557421e5e0a79de0e7de0e29