名古屋眼鏡が弱視対策として、子ども向けの柔らかいメガネ「トマトグラッシーズ」を販売開始。視力発達を助ける取り組み。
要約すると名古屋市のメガネ卸業者である名古屋眼鏡が、特に弱視の子ども向けに「トマトグラッシーズ」というカラフルで柔軟性のあるメガネを取り扱い始めた。
このメガネは、視力の発達が妨げられる「弱視」の治療に多く使用される製品で、2010年から親子に支持されている。
弱視とは、子どもの視力の発達が何らかの原因で阻害されることで、低視力が生じる状態を指す。
治療には、視覚の感受性が高い生後1カ月半から8歳までにしっかりと物を見ることが重要であり、早期のメガネ着用が効果的だとされている。
しかし、一般的に子どもはメガネを異物として感じ、すぐに外してしまうことが多い。
これに対し、トマトグラッシーズは柔らかい樹脂製で、サイズ調節による快適な付け心地を追求している。
この取り組みを通じて、名古屋眼鏡の金子和幸課長は、弱視に対する社会的な認識を向上させ、子どもたちがメガネをかけることに対する理解を深めたいと語っている。
名古屋眼鏡が子ども用メガネに着目したのは2009年で、当初は自社での生産を考えたが、巨額の投資が必要でリスクが高いため、韓国のトマトグラッシーズ社との協力を模索した。
金子課長は、トマトグラッシーズ社の社長が自身の息子の弱視治療のためにメガネを開発した背景を知り、共に弱視の子どもたちを支えるという思いを共有できる企業であると感じた。
こうした背景から、名古屋眼鏡はトマトグラッシーズのメガネを取り扱うことになった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7121cf84932415fb65c26825e1566db350d2c007