PTCジャパンが「Creo 11」を発表。生産性、電動化、複合材設計など6つの機能が強化され、SaaSファーストの進化が期待される。
要約するとPTCジャパンは2024年11月6日に、3D CADソリューション「Creo」の最新バージョン「Creo 11」とSaaS版「Creo+」の記者説明会を開催しました。
この新バージョンは、特に生産性、使いやすさ、電動化、複合材、モデルベース定義、シミュレーション主導の設計、製造性を考慮した設計の6つの機能強化ポイントに焦点を当てています。
生産性と使いやすさの向上では、サーフェス選択の新機能やオフセット機能の強化が行われ、特に「ローリングボール」オプションが追加されました。
これにより、複雑なトポロジーの処理が容易になります。
溶接機能も強化され、スポット溶接に関する情報整理やXMCF形式でのエクスポートが可能になりました。
電動化のための設計では、ケーブリング機能やECADデータの可視化が向上し、サステナビリティへの対応として複合材設計も強化されています。
モデルベース定義においては、テーブル作成機能や3Dアノテーションの改善が行われ、GD&T Advisorの機能強化も進められています。
シミュレーション主導の設計では、Ansysとの連携によりリアルタイムシミュレーションが強化され、ジェネレーティブデザイン機能も充実しています。
製造性を考慮した設計では、付加製造や切削加工の新機能が追加され、AI技術を活用した新機能の開発も進行中です。
これらの機能強化により、Creoはより高い生産性と効率を実現し、今後の進化に期待が寄せられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fa69c7709e23387a96d0cfda7dcb38576b88cabb