2024年の米大統領選でトランプ氏が再選。出口調査からは、ラテン系や大卒の白人有権者の支持が変化したことが明らかになり、経済問題や中絶権を巡る意見も影響したことが浮き彫りに。
CNNの出口調査によると、トランプ氏は2016年、2020年、2024年の選挙を通じて、特にラテン系の有権者、特に男性からの支持を獲得し、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領は経済問題に苦しんでいた。
ハリス氏の女性層への支持は、過去の民主党候補であるヒラリー・クリントンやジョー・バイデンよりも劣っており、特にラテン系の男性の支持がトランプ氏に流れた。
2020年にはバイデン氏がラテン系の支持を23ポイント差で勝ち取っていたが、2024年にはトランプ氏が逆転した。
大卒の白人有権者の間でも変化が見られ、ハリス氏が支持を伸ばしたものの、全体的にはトランプ氏の支持基盤が強化された。
特に、経済状況に対する有権者の感情がトランプ氏に追い風となり、約3分の2が景気が悪いと感じていた。
自分の状況が4年前よりも悪化したと感じる有権者が増え、トランプ氏への支持が高まった。
また、人工妊娠中絶に関する意見は変わらず存在するが、トランプ氏を支持する有権者の中には中絶を合法と考える人も多く、民主党はリベラル層の支持を伸ばしつつも、トランプ氏は保守層の支持を強化した。
全体として、対立候補への反対ではなく、自分が選んだ候補を支持する傾向が強まり、トランプ陣営は普段は政治に参加しない有権者を動かす戦略に成功した。
特に初めて投票する有権者の支持がトランプ氏に流れたことが、2024年選挙の結果に影響を与えた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6a2bae7615eb931beaac663ab1a5c4c686ee2e04
コメントの内容からは、トランプ氏の再選が経済問題や生活環境の悪化に起因しているとの意見が多く見られました。
特にインフレや物価の高騰、貧富の格差が国民の意識に大きな影響を与えたとされており、国民は自分たちの生活が困難になっていることを実感し、トランプ氏の提案したスローガンや具体策に共感したという意見がありました。
さらに、民主党の理想論と実際の生活のギャップに対する不満も多く、特に庶民にとっての生活が苦しくなっている現状に対する反発が強調されていました。
メディアの報道については、「分断」という言葉が使われることに対する疑問もあり、実際にはアメリカ社会がそれほど分断されているわけではないとの意見もありました。
過去に比べて人種差別が減少しているとの指摘もあり、格差の拡大が主な問題であるとの見解が示されていました。
全体として、経済的な不安が国民の政治意識に影響を与え、トランプ氏の再選に寄与したとの考えが広がっているようです。
ネットコメントを一部抜粋
インフレ・物価高・貧富の格差が行き過ぎていて、単純に綺麗ごとでは生活できないからトランプが勝っただけの話。
意識の変化などしてませんよね。
自分達の生活環境が悪くなった要因を国民が再度認識しただけです。
「自分の懐が苦しくなる政治は嫌だ」それはごく当たり前の感覚だ。
経済をめぐっては、２０年はコロナ禍の真っただ中だったにもかかわらず景気の良し悪しの判断が二分されていた。
気に食わない結果、望まない結果になったから分断という言葉を使う。