インドネシアの過激派組織JIが解散後、元幹部が脱過激化を説く集会を開催し、非暴力の重要性を強調しました。
この集会は、JIが2022年6月に解散を発表したことを受けてのもので、服役中の元最高指導者パラ・ウィジャヤント受刑者が国家警察の監視の下、一時的に出所して主催しました。
集会には、JIの各地域を統括する構成員100人以上が参加し、脱過激化と非暴力の重要性が説かれました。
JIは、2002年のバリ島爆弾テロ事件を引き起こした組織であり、この事件では日本人を含む200人以上が死亡しました。
解散後、JIは「イスラム法(シャリア)の教えを胸に、インドネシア国家の膝元へ帰還」と題した集会を各地で開催し、警察に武器を引き渡すなど、非暴力的な活動への転換を図っています。
この集会は、過激派組織からの脱却を目指す重要な一歩とされ、インドネシア国内外で注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/db03a66d8186203a71498011feccc78efb73003d
インドネシアの過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)が解散し、脱過激化を目指す集会を開催したというニュースに対して、ネットのコメントは多様な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、過激派組織の首謀者が非暴力を説き、武器を警察に提供する姿勢が見られたことに対して、期待感が表明されていました。
特に、イスラム原理主義の宗派に対する影響が好転することを祈る声が多く、インドネシアの平和的な社会の発展を願う意見が見受けられました。
しかし、一方で過去の経験から、JIの穏健化を信用しないという意見もありました。
過去にもJIは穏健化を語ってはいたものの、組織内の中堅が過激な指導者を支持したり、無断でテロを起こした事例があったため、再び同じことが起こるのではないかという懸念が強かったのです。
さらに、インドネシア国家警察がJIの資金を断つ作戦を展開していることから、資金不足が穏健化の理由とされ、再び資金獲得を狙う可能性が指摘されていました。
また、過激な思想を持つ人間がテロを起こすリスクや分派の形成についても警戒が必要との意見があり、監視の重要性が強調されていました。
全体として、JIの解散がもたらす影響について期待と懸念が入り混じったコメントが多く寄せられていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
これは素晴らしいニュースですね。
過去にもJIは穏健化を語ったり活動方針を微妙に変えたことがあるのですが。
もし本当に穏健化したとしても組織内の過激な思想を持つ人間がテロを起こしたり。
世の中の流れが変わって来たのかも知れませんね。
武装集団や過激派が時代遅れになって来てるってことだろうね。