ジャニー喜多川氏の性加害問題が放置された理由を、田淵俊彦教授がメディアの責任として指摘。NHKスペシャル出演を通じての思いを語る。
彼は、NHKスペシャル「ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像」に出演したことを契機に、メディアがジャニー氏という「モンスター」を創り出し、利用し続けたことに問題があると指摘する。
特にテレビ業界の関与が深いとし、メディアの責任を強調した。
番組制作においては、ディレクターやプロデューサーの努力があったものの、放送内容が当初の意図から逸れたことを残念に思っている。
田淵氏は、番組の制作過程での困難や外部からの圧力を理解しつつも、番組が期待されたメッセージを十分に伝えられなかった理由を冷静に分析したいと考えている。
また、彼が番組に出演する決意をした背景には、自身の環境の変化やディレクターへの信頼感があった。
特に、BBCによる報道をきっかけに問題が浮上し、旧ジャニーズ事務所が記者会見を開いたことが、彼にとっての重要な転機となった。
田淵氏は、学生たちが将来同様の被害に遭わないようにするために、声を上げる必要があると感じている。
彼の著書や論考を通じて、ジャニーズ性加害問題に対する関心が高まっていることも、今回の出演の動機となった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7ca0b5d03e36725fbe16456cd3721a224644c88f
ネットのコメントは、ジャニー喜多川氏の性加害問題に関するメディアの責任や、社会全体の無関心についての意見が多数寄せられました。
多くのコメントでは、メディアがこの問題を適切に報道してこなかったことが強く批判されており、特に視聴者自身も情報を見過ごしていたという反省の声が多くありました。
「私たち視聴者も薄っすらと共犯関係にある」といった意見があり、一般人が知りながらも深く追及しなかったことへの自覚が見られました。
さらに、メディアが報道する際に、権力者に対する忖度が働いていることや、真実を追求する姿勢が欠如していることが指摘されていました。
特に、NHKの報道姿勢や、報道の公平性について疑問が呈されることが多かったです。
また、過去の報道や証言が十分に活用されていないことに対する疑問もあり、「メディアは全く機能していなかった」との意見もありました。
このように、コメントの中にはメディアの責任を問う声や、社会全体の意識改革が求められるという意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
元テレビ局社員でありこの番組に出演した本人だからこその論評で、真実味があります。
日本人特有に長い物には巻かれろ的な発想ですべてが動くことがダメなんじゃないですかね。
メディア側はもちろんだけど、この件については私たち視聴者も薄っすらと共犯関係にあると思う。
「彼らはどこで間違ったのか」を明らかにし、「モンスターはなぜ生まれたのか」を解明する必要がある。
ジャニーズ事務所設立時の1960年代から週刊サンケイ、女性自身などが性加害について記事を掲載してきました。