国内のSBIが暗号資産事業で88.7%の増益を記録した一方、マネックスは取引減少により減益を報告。市場環境の変化が影響。
SBIホールディングスは、この期間において暗号資産事業の半期収益が303億2100万円に達し、前年同期比で88.7%の増益を記録しました。
税引前利益も14億2500万円となり、同じく111.4%の増加を見せています。
SBIの暗号資産事業は、SBI VCトレードやビットポイント(BITPoint)を中心に展開されており、取引サービスの提供が好調であることが要因とされています。
一方、マネックスグループは10月28日に決算説明会を実施し、同社のクリプトアセットセグメントの業績が前四半期比で35.1%減少したことを報告しました。
営業収益は20億2000万円となり、暗号資産取引金額も551億円に減少しました。
これは、暗号資産取引金額の減少やIEO(Initial Exchange Offering)の実施に伴う収益の剥落が影響しているとされています。
また、De-SPAC(特別買収目的会社)関連の専門家報酬が増加したため、税引前利益は1億3100万円の損失となりました。
コインチェックの口座数は210万口座に増加し、業界内の口座数シェアは19%、預かり資産シェアは25%を占めています。
松本会長は、コインチェックの成長戦略について言及し、今後の業績向上に向けた期待を示しました。
全体として、SBIは暗号資産事業の成長を享受している一方で、マネックスは厳しい市場環境に直面していることが浮き彫りとなりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/29327add5062c73f297ae2100c8428b0e7f67d79