住友生命が中堅社員の賃金体系を改定し、年収が最大5割アップする可能性。年功序列から役職に応じた賃金へ移行し、2026年4月から実施予定。
これまでの年功序列に基づく賃金制度を改め、役職に応じた新たな賃金体系を導入することで、中堅社員の年収が最大で5割増加する可能性があるとしています。
従来の賃金は、年齢に応じて上昇する「資格給」と、役職に応じて支給される「役割給」によって構成されていましたが、今回の改定では「資格給」の割合を減少させ、「役割給」の割合を増加させる方針です。
この新しい制度は主に30代以上の中堅社員を対象としており、年齢に関係なく、自身の能力やスキルを活かして役職に就くことで年収が大きく変動することが期待されています。
住友生命は、労働組合との協議を経て、2026年4月からこの新しい賃金体系を導入する予定です。
これにより、社員のモチベーション向上や、優秀な人材の確保を目指す狙いがあります。
年功序列からの脱却は、企業全体の競争力を高めるための重要なステップと位置付けられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d0b2bb11d6f80aea4d2a26a8e9dd84cbfeeead4a
住友生命の年収改革に関するコメントでは、年功序列から実力主義への移行に対する様々な意見が寄せられていました。
多くの中堅社員が、これまでの年功序列制度に依存していたため、実力制に変わることで不安を感じていたようです。
特に氷河期世代の社員は、これまで努力してきたにもかかわらず、若手社員と同じ条件で評価されることに対して戸惑いを見せていました。
また、年功序列制度の導入自体に疑問を持つ声もあり、実績に基づく評価が重要であるとの意見が強調されていました。
さらに、これまでの年功序列の名のもとに安い賃金で働かされてきた経験を持つ社員からは、成果主義への移行が契約違反であるとの指摘もありました。
中堅社員の処遇改善の話があっても、実際には氷河期世代が切り捨てられる懸念が語られ、新人だけが昇給する現状に不満を抱く声も多く聞かれました。
全体として、住友生命の改革に対する期待と不安が入り混じった意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
今まで年功序列で安く買い叩かれながら、歳を重ねれば年収が上がることを期待して頑張ってきた氷河期世代が、今度は実力制になって若手と同じ土俵に立たされると
60代ですが、もともと年功序列制を作ったのは疑問に思う。
若い頃は年功序列の名の元に安月給で扱き使い
中堅社員の処遇改善しても、もう中堅じゃない氷河期世代は切り捨てですよ。
新人だけの昇給に、みんな辟易としていたからね