北海道大学が「北大ワインテイスティング・ラボ」を開設し、地元産ワインの魅力を発信。試飲を通じて研究も進行中。
要約すると北海道大学は2024年9月、札幌市内のキャンパスに「北大ワインテイスティング・ラボ」を開設しました。
この施設では、観光客や市民が北海道産のワインを有料で試飲できるようになっています。
目的は、地元産ワインの魅力を広めることと、化学成分と味の好みに関する研究を進めることです。
担当者は「実際に味わって知ってもらう場所として活用したい」と語っています。
試飲スペースでは、コイン式のワインサーバーを利用し、北大の「余市果樹園」で育てられたブドウを使った希少なワインを含む12種類のワインから、1500円で3種類を選ぶことができます。
毎週金曜日から月曜日まで開館し、定期的にワインの種類を変更する方針です。
利用者は1日約50人で、センター長の曽根輝雄教授は「地域ごとの味を楽しめるのが道産ワインの魅力」と述べています。
曽根教授はまた、北海道の気候変動により、ワイン造りが可能な地域としての重要性が高まっていると指摘し、北海道を「北海道ワインバレー」として世界的なワイン産地に育てる構想に向けた研究を進めています。
ラボでは試飲者にアンケートを実施し、ワインの選び方や印象を収集することで、成分と嗜好性の関係を探り、得られたデータをワイナリーのマーケティングに役立てる計画です。
将来的には生産者が自らのワインを直接紹介できる場にしたいと、曽根教授は意気込みを語っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ea72e12cb07511291e7df2c61e68db901d6a934